リリースラッシュですがこちらも忘れずに!恐れていた(?)エレクトロポップ路線はPay Meのみ(しかも短い)。全体的にPrinceを基調とした80年代ポップを今風に蘇らせた、という感じでしょうか。80年代ポップとはいっても、ただ「流行りだからやってみました」というのではなく、どこか他の人と違う物、新しい物を作ろうという気概を感じるのも好印象。Miguel君の声は最近の若手の中ではかなり表情がありますね、影があるというか。そこが先行シングルのAll I Want Is Youでは妙にべたっとした歌謡曲調に聴こえてしまっていた感が。ヒットするべくしてヒットした曲ではあるけれども、必ずしもMiguel君の魅力を最大限伝える曲では無かったのかも。特に好きなのがスロウのTeach MeとVixenで、それぞれPrinceとMichaelの官能的なエッセンスを感じる曲。スロウでこれだけ個性が出せるとはこれからが楽しみ。私的今年の新人賞です。こちらでフル試聴出来るので是非聴いてみてください。
このCDも日本のP-Vineのみでの発売みたいです。L.V.のソロ作としては3枚目の作品となります。プロデュースの半分くらいはSCCのProdejeで、本当にこの人達の絆の強さというのは感じますねぇ。SCCでの活動のイメージが強いせいか、全体的にちょっと音のチープさが気になるかなぁ。曲も歌もいいだけにちょっと残念だけど、多分聴き込む程に味が出るスルメ盤になる事でしょう。1曲目のBounceなんかもちょっと音のセンスが古いし。まあ、本来2008年に発表予定だったのが延び延びになったという経緯があるらしいのでその辺は仕方ないでしょう。マービンを意識したと思われるChill辺りも、もっといい音で聴きたかったー、もったいない。もしかして、そういうインディ臭さもG-Rapファンとかには堪らないのかな。オススメ曲は往年のブラコンシンガー的な力強いGive Ya LuvとR-I-P。特にR-I-Pは胸が熱くなる熱唱で音のチープさは全く感じさせません。YouTubeにアップしてみたので聴いてみてください。
怒涛のR&Bリリースラッシュを横目に、積ん聴きとなっていたアルバムの消化に努めております。既に新作The Voiceを発表しているWillie Claytonの2009年作です。ブルース色が後退してサウンド的にはかなり若返っており、R&Bファンにも自信を持って薦められるアルバムに仕上がっています。やはり注目はオープニングの華やかなステッパーズDance The Night Away、そしてゲストにDave Hollister(!)を迎えたWe Both Grownの2曲でしょうか。中盤の曲も粒ぞろいで、個人的には女性コーラスが入ったPut It On Meが特にお気に入り。後半のThe Best Years Of My Lifeは再録ですね。同名のアルバムを持っている筈。探すのが面倒だから聴き返してないけど、ややスウィートなアレンジになってるのかな?オリジナルの方が好きかもだけどこのアルバムの雰囲気にはこっちの方があってるかな。ラストのShake Your Money Makerはマラコのシンガーがやりそうなジャンプ物なので、いらかったかなという気はしますがアルバムの雰囲気を壊すほどでは無いです。勿論、曲単体としての出来は良いですよ。というか、にわかファンの私の文章よりもこちらのReviewを読んだ方がいいかもしれない^^; スリリングさを求める人には物足りないかもしれないけど、安心して聴ける大人のソウルミュージックです。
このデュオのデビューアルバムは昔ブログをやっていた頃にも採り上げたんですが、日本先行発売のセカンドが出ていました。このアルバムは海外ブログではあまり見かけませんが、日本のみでの発売なのでしょうか?CD BABYにも無いし。Sony Music Japanから出てるんだけど、何か契約で縛っているなら残念な事です。アルバム全体としては現行シーンにも目を配った内容で、前作を上回る出来かと。90年代流スロウが好きな人なら前作の方が好きかな?2人ともいい声だしシャウター好きな人は気に入るでしょうね。ただ、申し訳ないんだけどこのアルバム聴いていて「早漏」の二文字が頭に浮かんでしまった。なんというか、まだ若いんだね、この2人。ブルージーなNo MoreやFed Upのような曲だと、やや物足りない。私の要求レベルが高すぎるのか?No Moreは特に曲が良いので、性悪女に身も心もぼろぼろにされてからまた歌ってみてください^-^ Turn The Camera Onなんかも歌い方があんまりエロくない。なんかAV見て「女の子ってこーゆーのが好きなんだろー」とか勘違いしている子みたいだわ。 アルバム中で一番気に入っているMy Girlをアップしてみました。まだまだセクシーさよりひたむきさが似合うお年頃なのよね。でも、セルフプロデュースでここまでの物を作れるとは凄い。これからが楽しみです。
一時期マイスペで売れる前のアーティスト探しにはまっていた頃があって、その時にみつけたシンガーです。今年になってアルバムのダウンロード販売が始まったのですが、CDもめでたく発売されました。HIP HOP TV JAPAN RECORDSというレーベルから先行してリミックス入りの国内盤が出ています。ただ、どのリミックスもオリジナルを超えたものにはなっていないのは仕方ないとしても、ボーナストラックが多すぎてアルバムの印象がぼやけてしまっているのが残念。今から買う人は米盤をオススメします。トラックリストはこちら。国内盤未収録のI Hate My Jobという曲が入っています。比較的ポップなTaking Applicationsが全米R&Bチャートで1位獲得とかレーベル(Hip Hopなんちゃら)のインフォには書いてありますが、これってもしかしてiTMS限定の話なんじゃないかな?そんなにこの曲が気に入った人がUSに居るなら、もっとラジオでかかったり知名度があっても良さそうなもんだし。音楽ブログをやってて、iTunes Storeでシングルを購入する人が少ないって事はなんとなく肌で感じてるしね、そういう売り文句は胡散臭いよなー(性格悪くてすみません)。私はReal Luvという曲が大好きで、これを聴いて彼女のファンになりました。これとCarl "Chip" Days, Jr.という男性シンガーが途中から加わるIt's Yoursを貼っておくので是非聴いてみてください。
Roi Anthonyの新譜です。疑り深いので、試聴してからじゃないと新譜は買わない質なのですが、今回はここでとりあげた事もあり、張り切ってプリオーダーして購入してみました。まず驚いたのがゲストの多さで、単独クレジットの曲は17曲中5曲のみ。ゲスト陣で私が知ってる名前はBig RichとCupidくらいで、ゲストに頼るというよりは新人をフックアップしているという性格の物みたいです。今後はパフォーマーとしてだけでなくプロデューサーとしても活動していきたいという思惑もあるのでしょうね。オープニングのLet's Do It AgainぽいGotta Get Overは掴みにはぴったりの曲。アップ系で一番のお気に入りはGettin Readyで、ニューオーリンズらしいホーンの効いた曲。Work It, She's Onも最初聴いた時はあまり好きじゃなかったけど、先入観無しに聴けば悪くないなーと思うようになったきたし。個人的には、もっとニューオーリンズフレイバーを前面に出して欲しいなぁ。 Walking Thru New Orleans みたいなの希望。スロウの曲に関してはいちいち書きません。全部良いよとしか。Long Way From Homeは毎回入ってるけどアレンジは微妙に違うみたいだね。購入はiTMがこちらオフィシャルから購入希望の方は こちら
これ、視聴する前はほとんど興味無かったんです。先行シングルの'Wake Up Everybody'は「まあ、こんなもんだろうな」程度だったし(どんだけ上から目線?w)、'Shine'を除いて全曲カバーだし、John Legend, The Roots共にそこまで好きじゃないんで。だけど、とにかく選曲、そしてバックの演奏が素晴らしい!伝説君もいつもより魂入ってます。感動、感動の嵐!これを機会にソウル回帰してくれ~。
デンマークのプロデューサーチーム、Cool Millionの2ndアルバム。80年代風サウンドを得意にしていて、当時ブラコンとか聴いていた人はゲストのクレジットを見ただけで興奮する事間違いなしです。前回はCJ Anthonyを迎えるというマニアックぶりで一部の間では話題になっていたようですが、今回はさらにパワーアップ。Me'lisa Morganに始まり、Eugene & Dee Dee Wilde, Rena Scott, Peggi Blu, Al Bloomfield...まだやってたの?って人までよく集めたわ。ベテラン勢だけでなく、Jahahのような若手も参加しています。サウンド的にはなんとなくよく出来すぎな気がしないでもないけどこの人たちの熱唱が聴けるだけで大満足。最近80年代風の音がしっくりくる私。
コメディアンとして活躍するWayne Bradyさんのシンガーとしてのデビューアルバムです。アルバムにお笑い要素はゼロ、A Change Is Gonna Comeまで歌っちゃってます。Eddie MurphyやJamie Foxxよりもシンガーとしての実力は上かも。プロデュースを手掛けるのはThe HEAVYWEIGHTSというプロデューサーチームで、R&Bよりはポップフィールドでのお仕事が多いのかな。R&BだとShontelleのBattle Cry等に係わっていて、割とオーソドックスな曲作りをするタイプです。実はこのチームの中心人物はAll-4-OneのJamie Jonesさん。彼はAll-4-One休業中(?)にもゴスペルアルバムを2枚ほど発表(これとこれ)している他、いくつかゴスペルアルバムにも呼ばれるなど、そっちの業界では着実に足場作りが出来ている様子。昨年のAll-4-One復活時に現役感ばりばりだったのは、そんな背景があったんですね。Jamieさん、All-4-Oneのもう一人のリードの人(名前知らない)のソロアルバムも世話してあげて下さい。Jamieさんの話ばかりになっちゃったけどこのA Long Time Coming、地に足の着いた、実に素晴らしい大人のアルバムに仕上がっています。いい曲、いい歌が詰まってます。
これ、国内盤で再発されたんですね。お蔵入りだったのが2005年にExpansionから発売されていたんですが、それも廃盤になっていたようです。96年頃のRaphael Saadiqプロデュースってだけで買いですかね。今聴くと、とても丁寧にプロデュースされた作品だなーと感心します。イントロがJoeのAll The Thingsを思わせる'Journey', Juicy Fruitsを意識したと思われる'If You Want It',電話の着信音が効果的に使われた'This Is My Phone Call', 泣きのギターが光る'Indiana'...聴き所は多いです。ただ、何度か聴いているけど私はこのアルバム、今一歩グッと来ないんだよね。'My First Mistake'を聴きながらふと思ったけど、これRaphael君が歌ってたら最高だったんじゃ...。この2人、やや甘さが足りないのかな。Raphael君のプロデューサーとしてのベストワークはTotalの1stだね、やっぱり。